横須賀市汐入 亀の湯
車で向かう。
駐車場が無さそうなのですぐ近くのコインパーキングに車を停める。
コインパーキングから亀の湯までの間に長光寺というお寺があり、その階段の下には子育地蔵尊がある。
歩いているすぐ目の前にあるので、お参りしてからお風呂へ。
この亀の湯さん、今まで行った銭湯の中ではぶっちぎりでディープな立地にあり、何か用が無ければまず通らない道にある。
通り沿いにどんと構えるものではなく、いわゆる“横丁の風呂屋”である。
佇まいは最高、入り口からレトロ感がハンパない。
暖簾を見ると“亀ノ湯”の文字。
地図やネット等の表記は『亀の湯』、
暖簾は『亀ノ湯』。
どっちでもいいのかな?
レトロ銭湯としては当たり前の『ハの字』の入り口、左手が女風呂、右手が男風呂。
戸を開けてすぐの下駄箱に履き物を入れ、番台で入浴料470円を支払う。
この時、番台にいたのは女性。
その女性は銭湯に似合わない若い女性。
自分と同年代か、若く見える年上の方か。
とにかく番台の方にしては若い。
脱衣所入ると驚いたことに、脱衣所(もちろん番台含む)がとんでもなく寒いのだ。
真冬の寒さの中、その番台の女性はボブスレーの選手のように番台にうずくまり、毛布に包まれた状態でいたのだ。
おそらく脱衣所内には暖房器具は無く、何時間もとんでもなく寒い番台にいたのだろう。
白い息を吐きながら脱衣所を見渡すと、天井が高いことに気付く。
脱衣所の天井なんて気にしたとがなかったが、ここの天井は他所より高いと思う。
山に囲まれた土地だから換気のためにこの形なのかな。
昼間に日が差すのであれば、是非見てみたい。
女風呂からはテレビの声が聴こえる。
残念ながら女風呂にはお客さんが居なそうでした。なので番台の方が見ていたのかな。
長椅子に座り暫くしてから服を脱ぎ、昔ながらの脱衣籠に衣類を入れ、いざ風呂場へ。
風呂場に入ると、脱衣所と共に天井が高い。
天井と壁は空色に塗られていて、壁には富士山と川と橋と茅葺き屋根の家が描かれている。
風呂場をぐるっと見渡すと先客が1人。
カランを陣取り、身体を洗う。
このシリーズでは初のケロリンではない洗面器。
椅子は昔ながらの緑色の『コの字』の椅子。
これを見たのは子供の頃以来です。
わからない方は調べてみてください。
風呂場全体としては、ごくごく普通の銭湯の造り。
身体を洗ったらいざ湯船へ。
湯船はベーシックに左手が深湯、右手が浅い湯。
まずは深湯に入る。
わかってはいたが、とんでもなく熱い!
温度計はなんと!
38度(笑)
壊れてやがる(笑)
でも身に覚えがある熱さである。
以前明徳湯の深湯にあった50度の風呂と体感温度が似てる。
つまり50度位って事か。。。
水を少しずつ入れながら入るも、もちろん長くは入れず、短時間の出入りを繰り返す。
繰り返し入ると慣れてくるのが怖い(笑)
熱すぎて長湯はできないので、水シャワーを浴びて脱衣所へ。
湯あがり、身体から湯気をモクモクあげながら服を着る。
脱衣所には冷蔵庫が置かれていて、牛乳等の飲み物がごく少量ずつ冷やされていた。
体が冷えないうちに、銭湯を後にする。
暖簾をくぐるとそこはタイムスリップしたような世界。
最高の銭湯がここにもありました。
今回も、いいお湯でした!!!
アクセス度
雰囲気
清潔感
湯加減
また来たい度