船越 竹の湯
車で向かう。
場所がわかっていたので近くのコインパーキングに車を停め、歩いてお風呂へ。
船越には以前から馴染みがあり、いつか入ってみたかった銭湯に行くとあって期待しながら向かう。
道中、ここのご主人お元気かなーとか、ここのアレが美味しいんだよなーって思いながら商店街を歩く。
その商店街の中にある銭湯は、コンビニや名店蕎麦屋の並びにあり、失礼な言い方だが、“田舎商店街の風呂屋”といった所だ。
銭湯らしくない入口、外観。
商店街のアーケードで建物全体を見渡すことができないのが残念だ。
暖簾をくぐり、靴を下駄箱に入れ、番台で入浴料470円を支払う。
下駄箱からみて手前が男湯、奥が女湯となっている。
番台には60代とみられる女性がいて、『いらっしゃいませ』を非常に丁寧に言ってくれる。
軽くお辞儀してから脱衣所へ。
脱衣所は見事な折り上げ格子天井で、女湯まで繋がったその天井は見事なものだ。
古いマッサージチェアー、いつのかわからない新築祝いのベンチ。
見渡す限りレトロ銭湯のマストを全て備えている。
大きな鏡の前には入れ墨の入った20才位の若者。
鏡の前に2人で並び、お互いの彫り物を見せ合っている。
入れ墨には抵抗や偏見はないが、せめて公衆の面前ではほんの少しでも他の客に配慮をして欲しいものだ。
ロッカー式なので衣類をロッカーに入れ、ゴムのついた鍵を腕に巻いて風呂場へ。
風呂場は白い壁と天井、高い天井の上の方は湯気でハッキリと見えない。
壁には富士山、松の木、湖?の絵が描かれている。
その他にもタイル絵で鯉と金魚、武蔵坊弁慶等の絵が壁に沿って貼られている。
カランは15人程が使用できるようになっており、このカラン周りや床のタイルがとても綺麗。
恐らく張り替えてそんなに時間が経ってないと思われる。
レトロ感は薄れるが、やはり綺麗にこしたことはない。
ケロリンの洗面器を使い身体を洗い、湯船へ。
浴槽は2つ、左に深湯、右に浅いお湯。
右の浅い風呂は半分だけ気泡風呂になっており、何故か底の方からオレンジ色の光でお湯を照らしている。
まずは深湯。
前日が熱湯だったので恐る恐る入る。
湯加減は熱いと思うギリギリの温度で、私的には銭湯としては最高の湯加減。
ここの温度計も壊れていて、38度を指している(笑)
家の風呂より熱いので、おそらく43〜45度位か。
温度からか、他の銭湯よりもお湯が柔らかく感じる。
銭湯は温泉等と違い、熱くてゆっくり長風呂をすることができないのが残念だ。
ここの銭湯は他にもお客さんが多く、皆さん短時間の入浴と休憩を繰り返している。
私も浅いお湯と深湯に交互に入っては休憩を繰り返し、いい感じに汗が出たところで水をかぶり、身体をよく拭いてから脱衣所へ。
冷蔵庫には定番の飲み物が冷やされているが、今回も購入はせず。
今回のお湯、非常に気持ち良かったです。
温度か、水質か、沸かし方なのかはわかりませんが、他所では感じない“何か”を感じることができました。
寄りやすい場所なので、また来ます!
今回も、いいお湯でした!!!
アクセス度
雰囲気
清潔感
湯加減
また来たい度