逗子市沼間 あづま湯

車で訪問。
今回は初の逗子市。

横浜横須賀道路逗子インターから約5分、JR東逗子駅からも歩いて行ける所にある。
今回、ネットで見た『東逗子駅から煙突が見える』という情報のみで探しに行くことにした。
駅前の通りを走っていると、建物の奥に青空に向かって立つ立派な煙突を見つけた。
駅前の通りから住宅街に少し入ると、すぐに大きな看板が見えてくる。
入口の看板はとても大きくインパクトがあり、建物の外観の綺麗さに驚いた。
建物に沿って5台分位の駐車場があるので車を止め、暫くの間立派な外観を眺める。
車から荷物をおろす際、開いていた窓の中から女性の声が聞こえてきた。
ここは通り側が女湯。
その女性方の声のボリュームが凄まじく、外にいるのに会話の内容がはっきり伝わってくる。
暖簾のある入口はオシャレな雰囲気で、デザイナーズ銭湯なのかと期待してしまうほど綺麗な造りをしている。
暖簾の先には券売機。
ここの券売機は非常にわかりやすく、シャンプー、髭剃り、歯ブラシまで券売機で販売している。
入浴券を購入したら、すぐ目の前にある下足箱に履物を入れる。
木製の鍵を抜き、建物の中へ。
自動ドアの先は休憩所とフロントになっており、右にフロント、左に待合室兼休憩所。
室内もとても綺麗。
フロントの前には販売している商品がガラスケースの中に綺麗に並べられている。
フロントの女性に入浴券を渡し、脱衣所へ。
フロントを挟み、右が女湯、左に男湯。
暖簾の先の脱衣所は奥行きはあまりなく、天井も低め。
左右にロッカーが並び、中心に3人位が座れるベンチ。
正面ガラス戸の左に洗面台と洗濯機、右に古い体重計。
床も壁も天井も、とにかく綺麗だ。
服を脱いだら風呂場へ。
ここでの第一印象は、薬湯の匂い。
だがそんなに臭くなく、匂い控えめ。
風呂場の形は普通の銭湯の造りをしているが、天井は低い。
窓は開けてあるが、やはり湯気抜きがあまりできておらず、風呂場全体を湯気が覆っている。
ペンキ絵やタイル絵等は無く、タイルに少しイラストが入っている程度。
カランは両側の壁沿いに6ヶ所ずつ。
中心には島カランがあり、鏡ありシャワー無しで、対面5ヶ所ずつ。
カランの合計は22。
その他壁側の脱衣所に近い所に、立ちシャワーが2ヶ所ついている。
開店30分後に入ったからか、一番風呂の皆さんと入れ替えのような形でカランを陣取る。
自分が入った途端に数名の方が出て行ったので少し空いて、風呂場には3名の先客。
カランまわりも綺麗だということ以外、特別印象は無し。
身体を洗い終えたら湯船へ。
湯船は2つ。
左に薬湯、右に普通の風呂。
まずは右の風呂に入る。
この風呂は右3分の1位の位置に、堺をつくる手すりが付いていて、手すりから左が浅湯、右が深湯となっている。
湯の温度は44度。
浅湯に入ると湯加減バッチリ。
2〜3人が入れる浅湯は少し熱めだが入りやすく、リラックスできる。
隣の深湯は1人用で、水中の段に腰掛けて座り、背中、ふくらはぎ、足裏へジェットが出ていてマッサージ湯となっている。
続いて薬湯へ。
赤とオレンジと紫が混ざったような色をしている。
看板にある今日の薬湯には『甘草』の札がかかっている。
自分には聞いたこともない名前だ。
薬湯の温度は低めの40度。
やはりどこも薬湯の温度は低めに設定しているようだ。
匂いも気にならず、細かい気泡に包まれながら湯に浸かると、寝てしまいそうになるほどリラックスできる。
2人入ると満員位の大きさの薬湯は人気があるらしく、1人が出るとすぐに1人入り、常に満員。
長風呂だと嫌がられそうなので、浅湯と薬湯に交互に入り、芯から温まったところで風呂場を後にする。
湯あがり、珍しく休憩所で休むことにした。
フロントの前には大きめのテーブルと椅子があり、テーブルの上には新聞が置いてある。
その他テレビやマッサージチェアー、飲み物の入った冷蔵庫がある。
冷蔵庫から牛乳を取り出し、フロントでお金を払いその場で瓶の牛乳をほぼ一気に飲み干す。
芯から温まった体内にキンキンに冷えた牛乳が注がれる。
言うまでもないが、最高。
暫く椅子に座り余韻に浸り、フロントの女性に挨拶をして銭湯を出る。
今日もいいお湯でした!!
最後に。
現在、逗子市には銭湯が一軒しかありません。
なので横須賀市に続き逗子市も制覇しました。
さて、次はどこ行こうか。

アクセス度 
雰囲気   
清潔感   
湯加減   
また来たい度

逗子市沼間1丁目19−11